MLB最高の選手は誰だ! 野手総合能力値ランキング11位~15位。鉄壁の内野手たち、「40-40」期待の若手も(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、ゾーン別打率は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/04
Getty Images
【総合14位】アレックス・ブレグマン
シーズンMVPの呼び声高かったブレグマンが総合14位に入った。昨季は自身初めて40本塁打の大台に乗せ、「長打力」で95点を獲得。出塁率もメジャー3位の.423で「出塁能力」97点をマークして自慢の攻撃力に磨きがかかった。三振率が低いことも相手投手を打席で苦しめることを手伝った。
しかし、課題も見られる。盗塁数はわずかに5個。2017年の17個からは明らかに見劣りし、二塁打が2018年の51本から14本減って37本となったことからも、走力での貢献度は高くないことが分かった。
それでも、三塁手としての守備ではDRS+7と良い働きを見せた。2018年が-6だったことから大幅な改善と言える。攻撃の一部の課題を守備力で帳消しにしたとは言い切れないが、攻守においてメジャー屈指の三塁手という名は揺らいでいない。