MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング11位~15位。最強左腕、127キロ巨漢投手も(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/08
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【総合14位】ランス・リン
32歳の今季は新天地テキサスで迎え、年間を通じてローテーションを守り、結果を残した。198センチ127キロいう巨体から投げ込む姿は大迫力で打者を圧倒した。
キャリアハイの208回1/3を投げ抜き、同じくキャリアハイの246奪三振をマーク。16勝はリーグ5位で、チームのエースとしての役割を果たした。暴投18個はワーストとなったが、思い切った投球の結果だともいえるだろう。
投球の軸は52.3%を占める直球。平均94.6マイル(約152キロ)と勢いがあり、回転数も2482/分と、高い数値だった。高身長を活かし、角度をつけて投げ下ろすことで威力が増している。シンカーとカットボールを左右に散らし、奪三振能力を発揮した1年となった。
18年には2球団を渡り歩いたが、昨季はテキサスで地位を確立。年齢も考えると、残りのキャリアでもう一花咲かせたいところだ。78勝84敗で地区3位に終わった昨季から巻き返しを図るチームの柱として、今季も全力投球を見せてくれるだろう。