MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング11位~15位。最強左腕、127キロ巨漢投手も(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/08
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【総合13位】マックス・シャーザー
高い奪三振能力とスタミナで現役最高クラスの実績を誇る右腕。今季は故障離脱もあったが、自身&球団初の世界一の称号を手にし、充実の1年となった。
故障の影響でやや登板機会が減ったが、172回1/3で243奪三振とさすがの数字を残した。6月にはバント練習で顔面骨折のアクシデントも、翌日の試合で7回10奪三振無失点の好投。また、ポストシーズンでも6登板で3勝を挙げ、チームを世界一に導いた。
独特の角度から投げ込む浮き上がるような直球、似た軌道から鋭く曲がり落ちるスライダー/カットボールのコンビネーションを中心とするスタイル。目線をずらすカーブや、低めに決まるチェンジアップも有効で、ゴロと三振が非常に多い投手だ。
35歳という年齢もあり、ポストシーズンでも満身創痍で投げ抜く姿に多くのファンが感動した。体調を万全に戻し、年間を通じて登板すれば、自身4度目のサイ・ヤング賞と2年連続の世界一も見えてくるだろう。左右異なる瞳の色を持つ“オッドアイ”の今季にも注目だ。