MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング11位~15位。最強左腕、127キロ巨漢投手も(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/08
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【総合11位】スティーブン・ストラスバーグ
ワシントン・ナショナルズ一筋10年目となった昨季、悲願の世界一を達成。年間を通じてローテーションを守り、ポストシーズンもフル回転した。オフに新たな契約で残留が決定。
リーグ1位の18勝、投球回の209回、同2位の奪三振251と、頑丈かつ支配的な投球を披露した1年だったと言えるだろう。さらに、ポストシーズンではワイルドカード戦での勝利を皮切りに、計6試合で5勝の活躍。ワールドシリーズ2勝でMVPにも輝いた。
昨季は、毎年最も多かった直球の割合を大幅に下げ、代わりにカーブを増やしてさらに進化した。とはいえ直球、チェンジアップ、シンカーも健在で、先発投手ながら高い奪三振能力を誇った。投球の質と、成績という結果を両立した素晴らしいシーズンだった。
フリーエージェントとなり去就が注目されたが、7年2億4500万ドル(約269億円)の大型契約で残留。31歳という年齢もあり、生涯ナショナルズ一筋の可能性も現実味を帯びてきた。愛するチームの2年連続世界一に向け、今季も右腕の大活躍が期待される。