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岩村明憲がメジャー挑戦、再起をかける松井秀喜ら6選手の活躍はーー日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2007年編】

2020/07/09

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松井稼頭央、井口資仁両内野手の2007年シーズン

 ここでは松井稼頭央、井口資仁両内野手の2007年シーズンを振り返っていきたい。
 
 まずは、前年のシーズン途中にロッキーズへ移籍した松井稼だ。
 
 メジャー4年目を迎えた同年は、2年ぶりに開幕スタメンを勝ち取った。4年連続の初打席本塁打とはならなかったが、複数安打を放つ活躍を見せた。しかし10試合足らずで腰痛により離脱。1ヶ月以上の離脱を強いられた。
 
 5月下旬に復帰後は、「1番・二塁」に定着。チームはシーズン終盤に快進撃を見せ、ワイルドカードでのポストシーズン進出を決めた。
 
 ポストシーズンでは満塁本塁打を放ち、勝利に導く打撃を見せた松井稼。ワールドチャンピオンには届かなかったが、球団初のワールドシリーズ進出に大きく貢献した。
 
 最終的に104試合に出場。打率.288、32盗塁、OPS.746をマークした。けがによる離脱は痛かったが、シーズン途中からは切り込み隊長としてチームの躍進を支えた。
 
 次に、メジャー3年目を迎える井口。
 
 過去2年間はチームバッティングに徹するなど縁の下の力持ちとしてチームを支えたが、同年は開幕からけがを抱えての強行出場となり、低調なスタートとなった。
 
 以降もけがの影響から調子が上がらず、打率も低迷。7月下旬にはフィリーズへトレード移籍となった。
 
 移籍直後はスタメン出場を続けた井口。その後三塁手への転向を打診されたが、これを固辞したため、代打での出場が続いた。
 
 最終的に135試合に出場。打率.267、9本塁打、43打点、OPS.746となった。フィリーズ移籍後は3割を超える打率をマークしていたが、あくまで二塁手としての出場にこだわった。

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