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MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング6位~10位。制球力抜群の韓国左腕、有名歌手“じゃない方”も(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/09

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【総合10位】ルーカス・ジオリト


 
 198センチの長身から投げ下ろす大型右腕。デビュー3年目の18年に先発ローテーションに定着すると、昨季は2完封含む3完投(リーグ最多)など勢いに乗った1年を送った。
 

 
 176回1/2で228奪三振は圧巻の一言だ。また、昨季はリーグ最多の90与四球と制球に苦しんだが、今季は57個まで減らす変貌ぶり。WHIP(1イニングごとに許した出塁数の平均)も1.48から1.06まで劇的に改善した。3完投のスタミナも魅力的だ。
 
 今季途中、テイクバックの小さなフォームに変えて制球力が向上。打者の打ちづらさも増した。投球の軸は、高い点から放たれる直球が投球全体の55%、チェンジアップが26.2%。スライダーやカーブも操り、良い時は手の付けられない存在と言える出来だった。
 
 25歳という年齢も考慮すると、大きな将来性を持つジオリト。残された課題は、シーズンを通じてローテーションを守り、チームを勝利に導くことだろうか。更なる技術の向上に加え、フィジカル面も含めたレベルアップに期待大だ。

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