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MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング6位~10位。制球力抜群の韓国左腕、有名歌手“じゃない方”も(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/09

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【総合9位】ザック・グレインキー


 
 “孤高の存在”であるベテランのグレインキー。その投球は円熟味を増し、見る者を唸らせる。昨季途中にヒューストン・アストロズに移籍し、ワールドシリーズ進出に貢献した。
 
 シーズン途中までに10勝を挙げ、世界一を目指すアストロズに移籍。その後は10試合で8勝を挙げてチームの快進撃を支えた。MLB通算200勝、自身6度目のゴールドグラブ賞に加え、自慢の打棒でもキャリアハイの3本塁打、打率.271、OPS.888と絶好調だった。
 
 直球は平均89.9マイル(約143キロ)と、10年前に比べて約7キロ遅くなっているが、成績は全盛期に劣らないものだった。カギは7種の変化球で、いずれも制球良く投げ込む。特にカーブは平均70.6マイル(約114キロ)で、打者をあざ笑うかのようだった。
 
 投球スタイルは年を追うごとに技巧派にシフトしており、自身の守備力も含めて総合的に“負けない”投手として活躍。だが、懸念されるのは年齢による衰えだろう。アストロズは先発の軸コールが流出し、残る投手陣にかかる重責に応えられるだろうか。

【次ページ】総合8位
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