MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング6位~10位。制球力抜群の韓国左腕、有名歌手“じゃない方”も(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/09
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【総合8位】柳賢振
けがに泣くシーズンも経て、選手としての全盛期を迎える韓国人左腕。今オフ、トロント・ブルージェイズ入りが決まった。本ランキングでは左腕としては1位となった。
柳の代名詞といえば針の穴を通すコントロールで、今季途中まで防御率1点台を守り、最終的には2.43でMLB1位に輝いた。さらに、与四球はわずか24個で、9回あたりに与えた四球平均数は1.18個。サイ・ヤング賞の投票でも2位となった。
190センチ115キロという恵まれた体格から極めて高い精度の変化球を操る技巧派左腕だ。昨季は初めてチェンジアップの投球割合が直球を超え27.5%。カットボール、シンカー、カーブ、スライダーを自在に操り、的を絞らせない投球で打者を翻弄した。
今オフにはブルージェイズに入団が決まり、元NPBの山口俊投手やラファエル・ドリス投手らとも同僚になった。現役最強左腕が見据える先は常勝ドジャースでも届かなかった悲願の世界一。新天地でも持ち味を活かし、輝かしい活躍が期待できそうだ。