MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング6位~10位。制球力抜群の韓国左腕、有名歌手“じゃない方”も(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/09
Getty Images
【総合7位】 シェーン・ビーバー
有名歌手ジャスティン・ビーバー氏と同姓であることからつけたニックネームで注目される右腕だが、選手としての実績も積み上げている。オールスターゲームMVPも獲得した。
11勝を挙げたデビュー初年度の18年に続き、15勝と躍進した今季。武器は抜群の制球力で、9イニングあたりに与えた四球の平均数はリーグ1位となった。オールスターには5日前に代替選手として選出されたが、5回に登板して三者三振。MVPに輝いた。
直球、スライダー、カーブが投球の9割以上を占めるシンプルなスタイルで、ゾーン内に次々と投げ込むのが特徴。カットボール気味のスライダー、速く急激な変化を見せるパワーカーブがコーナーの隅に決まる直球を引き立てる。
24歳という若さですでに通算26勝と、大きな可能性を感じさせるキャリアを歩んでいる右腕は将来性も抜群だ。近い将来、『ビーバーと言えば』という場面でシェーンの名前が頻繁に上がることになるかもしれない。