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福留孝介がメジャー挑戦。松井稼頭央は光る活躍――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2008年編】

2020/07/10

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不本意なシーズンに終わった松井秀喜と城島健司

 まずは、メジャー6年目を迎えた松井秀だ。
 
 監督交代の影響で、レギュラーも危ぶまれた同年は「8番・指名打者」として開幕を迎えた。開幕後は打撃好調を維持。スタメンには完全に定着し、打順も上げていった。
 
 しかし、6月下旬に左膝を痛めると、故障者リスト入り。手術も打診されたがシーズン中であるためこれを拒否し、手術以外での治療、リハビリに励んだ。
 
 約2ヶ月後の8月下旬に戦列復帰。肝心の打撃は本調子とは程遠く、シーズン最終盤は控えに回り、ポストシーズン中には手術に踏み切った。
 
 最終的に打率.294、OPS.795をマークしたが、93試合出場に留まり、本塁打も2桁を切る結果となった。
 
 続いて、メジャー3年目を迎えた城島健司だ。
 
 同年も正捕手として開幕を迎えた城島だったが、極度の打撃不振に陥り、調子が上向くことなくシーズンを折り返した。その後はスタメン出場が減少。9月には再び正捕手へ返り咲いたが、打撃は低迷の一途を辿った。
 
 最終的に112試合に出場。打率.227、7本塁打、OPS.609に終わり、過去2年間は好成績を収めていただけに、悔しい1年となった。

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