MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング1位~5位。打者を圧倒する無敵の怪腕たち(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/10
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【総合5位】ウォーカー・ビューラー
デビューから3年目にして、常勝軍団ロサンゼルス・ドジャースの右腕エースを張る25歳。18年に頭角を現すと、昨季は14勝をあげてトップクラスの仲間入りを果たした。
キャリアハイの14勝を挙げた他、投球回182回1/3はチーム1位までわずか1/3差という好成績だった。また、K/BB(四球1つ当たりの奪三振数)は5.81でMLB7位。デグロムら並みいる好投手を抑え、制球力と奪三振能力を示す指標で上位にランクインした。
全身を使ったフォームから、平均96.5マイル(約155キロ)の直球をおよそ半数の割合で投げ込む。その他はスライダー、カットボール、カーブをバランスよく操り、的を絞らせないスタイルだ。シンカーやチェンジアップも時折、アクセントとして用いる。
ドジャースは、今季最優秀防御率の柳賢振投手、前田健太投手らが流出。新戦力の上乗せもあるが、クレイトン・カーショウ投手も近年本調子ではない。そんな中、大きな期待と責任を背負うのがビューラーとなりそうだ。若き右腕はチームを頂点に導けるだろうか。