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MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング1位~5位。打者を圧倒する無敵の怪腕たち(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/10

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【総合2位】 ジャスティン・バーランダー


 
 エースは今季も進化が止まらなかった。世界一には惜しくも届かなかったが、圧巻の投球は衰え知らず。自身3度目のノーヒットノーランを達成するなど、充実の1年となった。
 
 勝利数、投球回、WHIP(1イニングごとに許した出塁の平均)、被打率でMLB全体のトップに立ち、2011年以来となる自身2度目のサイ・ヤング賞を受賞。同僚のゲリット・コール投手と並び、今季最高の先発投手としてワールドシリーズ進出に貢献した。
 
 投球の中心となるのは、回転数が高くホップする感覚を与える速球と、同じ軌道から鋭く落ちるカットボール気味のスライダー。このコンビネーションの軌道から打者の目線をずらす大きなカーブや、“理不尽な”変化を見せるチェンジアップも有効だった。
 
 36歳という年齢にして球界のトップを走るバーランダーは、2020年も衰え知らずの1年を送ることができるだろうか。揺れるチームの精神的支柱として右腕を振るい、2017年以来の世界制覇を目指す。

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