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MLB最高の選手は誰だ! 救援投手総合能力値ランキング1位~5位。最強リリーフ左腕、無冠の帝王も(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/11

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【総合2位】ジョシュ・ヘイダー


 
 メジャー3年目にして2度目のナショナル・リーグ最優秀救援投手に選ばれたヘイダーが総合2位。25歳左腕のそのダイナミックで勢いあるフォームから繰り出される投球が、並みいる強力打者を圧倒し続けている。
 
 魅力は何といっても「奪三振能力」だ。昨季は75回2/3を投げて138奪三振、奪三振率は60試合以上に登板した救援投手では最高となる16.4%で堂々の99点を獲得した。「球速」と「制球力」もともに90点台でバランスが良いのはもちろんのこと、得点圏被打率は.148と圧倒的な「メンタル」も見せつけている。
 
 2018年は主にセットアップでの起用だったが、昨季は試合を締めくくる絶対的なクローザーとしてキャリア最多の37セーブ。各項目ほとんどが90点台を叩き出した能力とは裏腹に防御率が2.62となったが、その原因は被本塁打の多さだ。2018年から試合数が6試合増えながら、被本塁打も6本増えた。その影響で「被長打率」も80点にとどまっている。
 
 それでも地区優勝とポストシーズン出場のために不可欠な存在で、ブリュワーズの将来を担うブルペンエースであることは変わらない。今季は被本塁打の数とともに負けの数を減らして、リードして迎えた試合を1つでも多く確実に勝利につなげたい。

【次ページ】総合1位
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