MLB最高の選手は誰だ! 救援投手総合能力値ランキング6位~10位。二刀流リリーバー、7回の男も(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/12
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【総合8位タイ】ウィル・ハリス
昨季アストロズでアメリカン・リーグ優勝に貢献したハリスが総合8位タイ。自己最多の68試合に登板し、2016年の28ホールドに次ぐ26ホールドをマークする活躍を見せ、60試合以上に登板したシーズンではキャリアハイとなる1.50と抜群の安定感だった。
その“安定感”は各項目の能力でも発揮されていて、8つのうち6つが90点以上。他2つは80点台前半にとどまったものの(「球速」82点、「奪三振」80点)、いずれも失点に直接的に結びつくものではない。
まず「制球力」は、BB/9が2.1と優れていたことなどが影響し90点。さらに.294だった「被長打率」も90点で、得点圏被打率が.178と低かったことで「メンタル」は93点だった。派手さはないものの、高い水準で堅実な働きを見せたことで首脳陣は大いに助かったことだろう。
5シーズンを過ごしたアストロズをFAで離れナショナルズに移籍となったが、リーグが変わってもハリスの特長が生かされた活躍ぶりが期待される。