MLB最高の選手は誰だ! 救援投手総合能力値ランキング6位~10位。二刀流リリーバー、7回の男も(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/12
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【総合8位タイ】マイケル・ローレンゼン
投手、打者の「二刀流」として大谷翔平選手(エンゼルス)に次ぐインパクトを与えているローレンゼンが、「リリーフ投手」として総合8位タイに入った。メジャー5年目、打者としてはシーズン10安打(1本塁打)をマークしたが、投手として自己最多の73試合の登板で21ホールド、7セーブ、防御率2.92とキャリアハイの成績を残した。
ローレンゼンの魅力の1つはフォーシーム。平均97.2マイル(約156キロ)と大谷にも劣らない球威で打者を圧倒し、「球速」は堂々の96点を稼いだ。「奪三振能力」は82点とそれほど高くないものの、得点圏被打率は.189と2割を切り、ピンチでの「メンタル」の強さを示していた(91点)。
2018年には4本塁打をマークしたスラッガー。打者としての能力も期待されているが、昨季チームの救援防御率が4.28と不振だったことと、野手の大型補強が進んだことで、ローレンゼンにはやはり本職の投手としての活躍が最も望まれる。唯一の課題と言っていい被長打率を改善して、より多くの勝利に貢献していきたい。