MLB最高の選手は誰だ! 救援投手総合能力値ランキング6位~10位。二刀流リリーバー、7回の男も(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/12
Getty Images
【総合6位】トミー・ケインリー
救援陣の柱の1人としてヤンキースの地区優勝に貢献したケインリーが総合6位にランクインした。守護神のアロルディス・チャップマン投手を抑えての順位は少々意外だが、各々の能力はとても高い。
メジャー6年目にしてキャリア最多となる72試合に登板し、3勝2敗27ホールド、防御率3.67をマーク。7回に登板したのが41度と最も多く、そのため先発投手から直接マウンドを託され流れを相手に渡さなかった。
持ち味は平均球速が96.5マイル(約155キロ)のフォーシーム。「球速」は95点を獲得し、なおかつ「制球力」も89点と悪くなかった。また、9イニングあたりの奪三振は12.9個と試合終盤で相手打者を封じ込める役割としては最適と言える。
1イニング当たりの平均投球数は16.7球と少なくなかったが、これは奪三振能力が高い投手にとっては「宿命」のようなもの。その分、走者を得点圏に置くピンチでは67打数13安打(被打率.194)31奪三振と「メンタル」の強さ(90点)をいかんなく発揮した。
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