MLB最高の選手は誰だ！ 救援投手総合能力値ランキング11位～15位。次世代の奪三振王、エンゼルスを支えたリリーフエースも（2019シーズン版）
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する（年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考）。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/13
Getty Images
【総合11位】ジオバニー・ガジェゴス
カージナルスの若手右腕がメジャー3年目で大健闘の11位に入った。メジャーデビューの2017年はヤンキースで過ごしたが、翌2018年途中にトレードでカージナルスへ移籍すると、同年8月に昇格。そして昨季一気に才能の芽が花開いた。チーム2位タイの66試合に登板し3勝2敗19ホールド、防御率2.31の成績で、チーム防御率ナショナル・リーグ2位の投手陣を支えた。
ガジェゴスの特長の1つは93点を獲得した「制球力」。9イニング当たりの与四球数は1.9で、K/BBも5.81と安定していた。さらに、得点圏被打率は.125と60試合以上に登板したリリーフ投手の中ではトップの数字をマークし、リリーフ投手としてメジャー1の「メンタル」の強さを証明した（98点）。
左右の打者いずれも被打率1割台（対左打者：.149、対右打者：.186）と抑え込んでおり、今季から「ワンポイント継投」ができなくなったことによる弊害も考えにくい。投手力を武器とするカージナルスにとって、4年目を迎えるガジェゴスはブルペンの大きな核となりそうだ。
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