MLB最高の選手は誰だ! 救援投手総合能力値ランキング16位~20位。ブルペンの柱となる選手たち(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/14
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【総合18位タイ】ザック・ブリットン
故障に悩まされた2017年~18年の2年間を経て、ヤンキース移籍2年目となった昨季復活を果たしたブリットンが総合18位タイにランクインした。シーズン69試合登板は2016年以来3年ぶりで、キャリアで2番目に多い数字となったが、内容でも防御率1.91が示すように充実したものだった。
守護神アロルディス・チャップマン投手がいるためセットアップの役割を務めることが多く11ホールド。それでも、そのチャップマンが不調の時には抑えを任され8セーブもマークしている。「困った時のブリットン」として大いに助かった部分もあるだろう。
ブリットンの好調を支えたのは「被長打率」(94点)と「得点圏被打率」(96点)の低さだ。61回1/3を投げて被安打は38本。浴びた本塁打はわずか3本にとどめ、被長打率は.254となった。また、得点圏被打率は.158とメジャートップクラスの勝負強さを発揮した。
BB/9が3年連続の4点台となる4.7で「制球力」に課題を残したが、シンカーでゴロを打たせる能力は相変わらず抜群。GO/AOの7.07は60試合以上に登板したリリーフ投手では最も高い。2番目に高いのがアダム・コラレック投手(現ドジャース)の3.03だったため、その特殊性が分かる。