西岡剛がメジャー挑戦。イチロー、松井秀喜、福留孝介の活躍はーー日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2011年編】
2020/07/15
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7月23日(日本時間7月24日)に開幕するメジャーリーグ。60試合制や、ナショナル・リーグ初の指名打者(DH)制導入など、NPB同様2020年は異例のシーズンとなる。
一方で、今年は新たに筒香嘉智、秋山翔吾、山口俊の3人がNPBから海を渡り、メジャーの舞台に挑戦。2人の野手が同時に挑戦するのは、2012年の青木宣親と川﨑宗則以来8年ぶりとなる。筒香と秋山は、日本人野手再評価の流れを作ることができるだろうか。
本シリーズでは、年度別シーズンOPSランキングトップ10選手と、同年の日本人選手の成績を振り返り、時代背景とともに日本人野手のメジャーリーグ挑戦の軌跡を辿る。今回は2011年編。
2011年シーズンOPSランキングトップ10
2011年は、ホセ・バティスタ(トロント・ブルージェイズ)が初のランキング1位に輝いた。同年は打率.302、43本塁打、103打点をマークし、2年連続でアメリカン・リーグ本塁打王を獲得。長打率.608、OPS1.056は両リーグトップの数値を誇った。
2位は前年に続いて、ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)となった。同年のカブレラは、打率.344、30本塁打、105打点で自身初のア・リーグ首位打者を獲得。出塁率.448は両リーグトップの数字を記録した。
3位にはライアン・ブラウン(ミルウォーキー・ブルワーズ)、4位にはマット・ケンプ(ロサンゼルス・ドジャース)が入った。同年のケンプは、打率.324、39本塁打、126打点で初の打撃タイトルとなるナショナル・リーグ本塁打王、打点王の二冠を獲得。さらなる飛躍を遂げた。
5位にプリンス・フィルダー(ブルワーズ)、6位にランス・バークマン(セントルイス・カージナルス)、7位にエイドリアン・ゴンザレス(ボストン・レッドソックス)と続いた。同年のゴンザレスは、打率.338、27本塁打、117打点をマーク。両リーグトップの213安打を放つなど、強い存在感を放った。
8位は同じくレッドソックスのデビッド・オルティス、9位はジョーイ・ボットー(シンシナティ・レッズ)、10位はジャコビー・エルズベリー(レッドソックス)が初のランキング入りを果たした。