西岡剛がメジャー挑戦。イチロー、松井秀喜、福留孝介の活躍はーー日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2011年編】
2020/07/15
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西岡剛がメジャーデビュー
2011年は、西岡剛がメジャーデビュー。
福留孝介以来、3年ぶりの日本人野手挑戦となった。
西岡は、千葉ロッテマリーンズからポスティングシステムを利用し、ミネソタ・ツインズに入団。NPBでは首位打者、最多安打、盗塁王などを獲得しており、前年は千葉ロッテの主将として「史上最大の下克上」と呼ばれるリーグ3位から日本一を勝ち取る立役者となった。
MLBでは、オープン戦から打撃でアピールを見せ、「2番・二塁」で開幕スタメンを掴んだ西岡。初安打も記録するなど順調なスタートを切った。しかし、直後の試合で二塁塁上での交錯により左足腓骨を骨折し、故障者リスト入りとなった。
6月中旬に戦列復帰を果たしたが、打率が低迷。8月には調子が上向いてきたものの、右脇腹を痛め、2度目の故障者リスト入りとなり、シーズン中の復帰は叶わなかった。
最終的に68試合に出場し、打率.226、2盗塁、OPS.527。相次ぐけがに見舞われ、悔しいメジャーデビュー年となった。
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