スーパースターたちも新型コロナ感染症陽性… MLBが定める復帰の基準は?
2020/07/20
Getty Images
MLBは、3月から延期してきた開幕がついに目前となった。そんな中、スター選手たちが新型コロナウイルス感染症を発症してしまうケースもあり、MLBの対応に注目が集まっている。今回は、中心選手の罹患が報じられたアトランタ・ブレーブスを例に取って見ていこう。
ブレーブスでは主砲のフレディ・フリーマン内野手と、トーキ・トゥーサン投手が新型コロナウイルス感染症に罹患した。MLBの定める復帰の基準は、「少なくとも24時間をおいて、2度の検査で陰性」というものだ。この基準をクリアした2人は、チームへの合流が認められた。
しかし17日(日本時間18日)、『MLB.com』がショッキングなニュースを伝えた。先日、移籍合意と報じられたヤシエル・プイーグ外野手が検査の結果陽性となったというものだ。プイーグは2013年デビュー、強肩強打の外野手として活躍してきたが、性格面にはムラがあり、逮捕経験や、度重なる乱闘騒ぎも起こす”暴れ馬”だ。
先行きの見えない今季開幕を前に、獲得する球団がなかなか現れなかったプイーグ。ついに掴んだ移籍のチャンスだが、この件で白紙となってしまった。プイーグの開幕は少し遠ざかりそうだ。
明確な「終わり」が見えない感染症とは、長期的な視野で付き合っていく事が大切になりそうだ。選手と関係者、そしてファンの安全を第一に、柔軟な対応を見せていく必要があると言えるだろう。