MLB最高の選手は誰だ! 救援投手能力値ランキング速球部門1位~5位。速球王は誰の手に(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/20
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【速球4位】ライン・スタネック
タンパベイ・レイズで「オープナー」としての起用が多かったスタネックは、シーズン途中でマーリンズに移籍してからは本職のリリーフに専念。シーズンを通じて0勝4敗ながら7ホールド1セーブ、防御率は3.97と3点台で踏みとどまった。生命線のフォーシームの平均球速は97.6マイル(約157キロ)をマークし、平均回転数は2363回転と球界屈指の剛速球右腕としてその名を轟かせている。
全体の投球におけるフォーシームの割合は55.6%。その他の球種、スライダーとスプリットがともに20%ほどなので、極端にフォーシームに頼っているというわけではない。シーズンで奪った奪三振89個のうち、フォーシームが決め球となったのは30個。しかしながら、被本塁打は8本と多めで被長打率は.479にのぼっている。これはメジャー3年目でいずれもワーストだった。