MLB最高の選手は誰だ! 能力値ランキング日本人選手編。大谷翔平、菊池雄星、平野佳寿は?(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合、ゾーン別打率は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/22
Getty Images
菊池雄星(シアトル・マリナーズ)左投手
菊池のルーキーイヤーは試行錯誤の日々だった。時には先発して1イニングのみを投げる「ショートスタート」を経験ながら、独特の特徴があるメジャー球への対応、体調面やメンタル面など様々な課題と向き合い、32登板で6勝11敗、防御率5.46の成績を残した。
シーズンを通じて161回2/3を投げたが、1イニング当たりの四球の数(BB/9)は2.8、また1イニング当たりの奪三振の数(K/9)は6.5にとどまり、「制球力」「奪三振」の2つの項目でともに70点と課題が浮き彫りに。さわに、「被長打率」.539は昨季25試合以上に登板した先発投手の中でワーストの数字となり62点と壊滅的だった。
それでも、光明となった項目もある。それは平均92.5マイル(約149キロ)をマークしたフォーシームの「球速」で87点を叩き出した。また、1イニング当たりの投球数(P/IP)は16.8球で「投球効率」は83点。与四球が多い一方で、奪三振が少ないため打たせて取るアウトが多く、その分比較的少ない球数で終えられていたことが分かる。
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