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イチローがマーリンズに移籍。川﨑宗則、青木宣親の活躍は――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2015年編】

2020/07/28

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青木宣親の2015年シーズン

 最後に、同じくメジャー3年目を迎えた青木宣親だ。
 
 オフにサンフランシスコ・ジャイアンツと契約を結んだ青木。
 開幕から「1番・左翼」でスタメンに名を連ねると、好調を維持し、切り込み隊長として打線を牽引した。
 
 しかし、6月下旬に死球により右足腓骨を骨折し、故障者リスト入り。3割を超える打率を維持していただけに、チームとしても手痛い離脱となった。約1ヶ月後に戦列復帰を果たしたが、直後に頭部死球を受けると、以降は目眩に悩まされたことで成績も低下。その症状は思わしくなく、9月上旬には休養を取ることとなり、シーズン中の復帰は叶わなかった。
 
 最終的に打率.287、14盗塁、OPS.733と安定した打撃成績は残したが、度重なる離脱が響き、93試合の出場に留まった。目眩の原因は、短期間に頭部死球と外野守備時にフェンスへ激突したことによる脳震盪の後遺症と診断され、現役生活に暗雲が立ち込める程の事態となった。
 
 
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