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イチローは記録ラッシュの1年、川﨑宗則のカブスはワールドチャンピオンに――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2016年編】

2020/07/29

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川﨑宗則はワールドチャンピオンとなるも…

 2016年は、川﨑宗則が所属したカブスがワールドチャンピオンに輝いた。
 
 まずはその川﨑の成績から振り返っていきたい。
 
 前年オフにカブスとマイナー契約を結んだ川﨑。
 オープン戦で本塁打を放つなど猛アピールを見せると、開幕後すぐにメジャー昇格を果たし、同年初出場となった試合では安打も放った。
 
 以降は、前年同様に昇格と降格を繰り返していたが、9月上旬に昇格すると、ポストシーズンに進出したチームでベンチ入りを続けた。
 
 カブスは順調にワールドシリーズへ駒を進めると、最終戦までもつれた激闘を制し、ワールドチャンピオンに上り詰めた。川崎自身のベンチ入りはなかったが、最後までチームに帯同し、ムードメーカーとして欠かせない存在となった。
 
 最終的に14試合の出場に留まったが、打率.333、2盗塁、OPS.890と少ない出場機会の中で結果を残した。その後は一度FAとなるが、翌年に再契約。しかしシーズン開幕目前で契約解除となり、同年がメジャー最終年となった。

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