イチローは記録ラッシュの1年、川﨑宗則のカブスはワールドチャンピオンに――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2016年編】
2020/07/29
Getty Images
新たな歴史を刻んだイチロー
最後に、メジャー16年目を迎えたイチローだ。
同年は記録ラッシュの1年となった。
開幕から流動的な起用が続いたが、4月29日にメジャー通算500盗塁、6月2日に日米通算700盗塁を相次いで達成した。
15日には、第1打席に安打を放ち、ピート・ローズ氏の持つメジャー最多安打記録に日米通算の安打数で並び、第5打席の安打で、日米通算4257安打の新記録を樹立。ギネス世界記録にも認定された。
迎えた8月7日は第4打席に安打を放ち、メジャー通算3000安打を達成。以降も出場を続け、記録ラッシュの1年を締めくくった。
最終的に143試合に出場。打率.291、10盗塁、OPS.730をマークした。前年に比べ出場数はやや減少したが、打撃面で大幅な改善を見せ、自身の記録達成とともに、チームに貢献した。
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