エンゼルスのリードオフマン。大谷翔平の“同級生”デビッド・フレッチャーはどんな選手?
2020/07/30
Getty Images
ロサンゼルス・エンゼルスのデビッド・フレッチャー内野手が開幕から好調をキープしている。開幕から5試合消化時点で、打率.556(18打数10安打)。打線の切り込み隊長として大きな役割を果たしている。
フレッチャーは、1994年生まれの26歳。カリフォルニア州アレンジ郡出身で、エンゼルスにとっては地元っ子だ。2015年ドラフト6位(全体195位)でエンゼルスに入団し、2018年6月13日にメジャーデビューを果たすと、そのままメジャーに定着した。
2年目の昨季は、シーズンを通じてチームを牽引。154試合に出場し、打率.290、6本塁打、49打点、OPS.734と活躍。全ての項目で1年目を上回り、順調なステップを踏んでいる。
大谷翔平選手とは同い年で、メジャーデビュー年も同じ。米公式サイト『MLB.com』の動画ページ『Cut4』のTwitterでは29日(日本時間30日)、試合前にじゃんけん競走をする様子が報じられるなど、たびたび仲の良い様子を写されている。
そんなフレッチャーの強みは内外野守れる器用さとシュアな打撃、小柄ながらガッツあふれるプレーだ。
守備では、昨季二塁で42試合、三塁で90試合、遊撃で39試合、左翼21試合、右翼2試合と5つのポジションを守った。そしていずれの守備位置でも高い守備水準を誇っている。今季から新加入した強打の三塁手レンドーンや、遊撃守備の名手シモンズ、昨季オールスターにも選手された二塁のラステラらが名を連ねる中、彼らの流動的な起用が可能になるのは、フレッチャーがいてこそだろう。
さらに打撃面でも、粘り強い打撃が持ち味のアベレージヒッターで、ヒットエンドランの成功率は非常に高い。また、逆転の起点となるような安打を放つことも多く、相手にとってはいやらしい打者だ。
今季は開幕から1番打者としての起用が続くフレッチャー。2番トラウト、そして大谷、レンドーンらに続く打線のリードオフとしてエンゼルスを勝利に導く。