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ヤンキースのトレード獲得候補に岩隈久志 ニューヨークで田中&岩隈コンビ復活の可能性も

先発投手に不安を抱えるヤンキースの今夏のトレード候補としてマリナーズの岩隈久志が挙げられている。今季は不振に陥っている岩隈だが、実績に反してトレードの対価が安いといったメリットもあり依然注目度は高い。

2015/07/18

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後半戦に向けて先発投手を補強か

 チームの低迷もありこの夏のトレード戦線で売りに出される可能性が高いと複数のメディアから報じられているマリナーズの岩隈久志。米スポーツブログサイト『SB Nation』は「岩隈久志はヤンキースのトレードの標的となる可能性がある」と題した記事を掲載、岩隈のトレード先として田中将大も所属するニューヨーク・ヤンキースを挙げている。

 現在48勝40敗でアリーグ東地区の首位に立つヤンキースだが、後半戦に向けて不安要素も多い。特に問題視されているのが先発陣だ。

Masahiro Tanaka and Michael Pineda can only be depended on so much, and all of Ivan Nova, CC Sabathia, Nathan Eovaldi, and Adam Warren represent wild cards in their own right, particularly the painfully declining CC.
信頼がおけるのは田中将大とマイケル・ピネダのみ、残りの先発投手であるイバン・ノバ、C.C.サバシア、ネイサン・イオバルディ、アダム・ウォーレンの全員、特に痛々しいほど衰えたサバシアは計算できない。

 ピネダ、田中以外の先発投手は防御率5.47と崩壊状態のサバシアを筆頭に、9勝2敗と大きく勝ち越すも防御率4.50と安定感を欠くイオバルディ、怪我明けのノバ、先発投手としての経験に貧しいウォーレンと心細い面々が並ぶ。その上前半戦で安定感を欠くローテーションを支えてきたブルペンと打線はそれぞれこれまでのフル回転の疲労、ベテランのスタミナ切れが懸念されており、後半戦でも前半戦同様の効力が発揮できるとは考えづらい。ヤンキースが後半戦での熾烈な首位争い、そしてポストシーズンを戦い抜くうえでは頼りになるスターターの獲得が必須と見られている。

 この夏のトレード戦線でビッグ3と称されているのはコール・ハメルズ、ジョニー・クエト、ジェフ・サマージャの3人のエース投手。いずれも現在のヤンキースではフロントスターターを務められる実力の持ち主だが、キャッシュマンGMが彼らの獲得に積極的になる可能性は低い。

If Cashman pursues a similar strategy this July in order to give top prospects like Aaron Judge and Luis Severino a future shot at pinstripes, one potentially useful starter who might not require a ransom is the Mariners’ Hisashi Iwakuma.
もしキャッシュマンがアーロン・ジャッジやルイス・セベリーノといったトッププロスペクトにピンストライプの将来を預けるためにこの7月もこれまで通りの戦略を取るならば、有用な先発投手であり、代償を必要としないマリナーズの岩隈の獲得を目指す可能性が高い。

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