上原・田澤は健闘も低迷続くレッドソックス 巻き返しに必要なのは最速男チャップマン?
上原浩治、田澤純一は奮闘もレッドソックスブルペン全体は弱体で、チームは低迷している。今後の巻き返しには、地上最速男チャップマンの獲得を目指すべきとの指摘もある。
2015/07/21
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地上最速男チャップマンの獲得を
それを踏まえてか、もしレッドソックスがトレード期限までに(補強に)動くとすれば、先の球宴でも時速100マイル(約161キロ)を超す剛速球を連発したレッズのクローザーのアロルディス・チャップマンをレーダーに入れるべき、と記事では主張している。
今季もチャップマンは球界ベストの投手だ。奪三振率16.02/9回は、全球団中ナンバーワンだ。過去4年連続で球宴に選出されたキューバン・ミサイルは、そのキャリアを通じ信じられないほど偉大で安定していた。キャリアの防御率は2.22で、より実力を反映するとされる疑似防御率のFIPは1.92だ。
チャップマンはレッドソックスが獲得できれば、間違いなく大きな戦力となるだろう。
この27歳の左腕の獲得を目指す球団にとって、障害になるのが年俸だ。今季は805万ドルとすでに高額だが、年俸調停権を持つためオフにはさらに年俸が高騰することが予想され、来季オフにはFAとなる。しかし、資金力のあるレッドソックスにとってこのことは、競争率の点でむしろ好都合だ。
Once he tests the free agent waters, Chapman could get a record-setting contract for a relief pitcher. That is why the Red Sox should trade for him before he hits the market.
一旦FA市場に打って出ると、チャップマンは救援投手としては記録的な契約を手にするだろう。だからこそ、レッドソックスは彼が市場に流出してしまう前に獲得すべきなのだ。
レッドソックスが今季後半で巻き返すには、強力なブルペンが必要だ。同球団には交換相手となる若手有望株も資金力もある。もし、チャップマンがボストンを気に入るなら、契約延長も可能だ。レッドソックスは、球界随一のクローザーを複数年契約で囲い込むこともできるのだ。
出典:”Red Sox need to trade for Aroldis Chapman”@ Bosox Injection of SI.com by Liam Skiffington in Jul. 18th 2015