大谷翔平、先制打に盗塁と躍動 エンゼルスはダブルヘッダーをともに最終回の逆転で連勝
2020/09/06
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は5日(日本時間6日)、本拠地でのヒューストン・アストロズ戦のダブルヘッダーに出場。第1試合は「4番・指名打者(DH)」で3打数1安打1四球1打点、チームの10-9のサヨナラ勝利に貢献した。第2試合は6回に代打出場で三振に倒れた。チームは4-6で敗れている。
先発出場した1試合目の第1打席は、1回2死二塁と先制のチャンス。フルカウントからの6球目をライナーで左前に運び、先制適時打とした。続く打者の打席で、見事二塁に盗塁を決めた。エンゼルスはその後4点を失うが、3回裏、マイク・トラウト外野手の自身通算300号2点本塁打が飛び出し1点差に詰め寄る。続く大谷の第2打席は左飛に倒れた。5回の第3打席は二ゴロ進塁打、最終7回の攻撃では四球を選んだ大谷。この日は、3打数1安打1四球の成績で、今季の打率は.193となっている。
エンゼルスは、4回裏に4-4の同点に追いつくが、直後の5回表に2点の勝ち越しを許す展開。しかし、粘り強く2点を返して再び同点とした。その後6回裏には、ついに勝ち越しに成功するが、7回表に3失点で追い込まれた。最後の攻撃となった7回裏、トラウトと大谷の四球でチャンスが拡大すると、ジャスティン・アップトン外野手の適時二塁打、ジョー・アデル外野手にサヨナラ適時打が飛び出した。10-9と壮絶なシーソーゲームを制した。
ベンチスタートとなった第2試合は、アストロズが2回までに4点を奪って主導権を握る展開。しかしエンゼルスは4回と5回に2点ずつを返し、同点に。5回裏に2点を勝ち越され、4-6とビハインドの展開の6回に大谷が代打で登場した。ここは期待に応えられず、三振に倒れた。
驚異の粘りを見せるこの日のエンゼルス。2点ビハインドの最終7回表には、アンソニー・レンドーン内野手が逆転の3点本塁打を叩きこみ、土壇場で7-6とリードを奪った。試合はそのままエンゼルスが7-6で勝利。ダブルヘッダーをともに最終回の逆転で勝利する、ドラマチックな1日となった。