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前田健太、スライダーとチェンジアップの高い制球力が武器 WHIP0.74は断トツの数字、サイヤング賞も視野に【MLB成績データ分析】

2020/09/17

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イニング別、状況別成績


 
 ツインズでは、ここまで先発の柱と言ってもいい活躍。地区2位を走るチームにはなくてはならない存在となった。
 
 ドジャース時代は、ほかにも多くの強力な投手を抱えるチームであったこともあり、早めの回での降板が目立っていた。契約の内容も相まって起用法を疑問視する声もあがったが、前田自身も不安定な投球を見せていたのは事実だ。
 
 例えばイニング別成績をみると、昨季は4回の成績が防御率1.80、WHIP0.84であったのに対し、5回の成績が防御率4.79、WHIP1.50と大きく数字を悪化させていた。常勝軍団にとっては、試合が大崩れする前に早めに見切りをつける必要があったのだ。
 
 一方、今季は5回、6回に入っても大きく崩れる事はなく、イニングを稼いでいる。WHIPでも6回まで1.00を下回る数字で、投球効率も良く、代える理由が見当たらない投球を続けている。

【次ページ】変化球割合
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