アストロズ・バーランダーもトミー・ジョン手術へ 30代後半での復帰なるか
2020/09/21
Getty Images
ヒューストン・アストロズのジャスティン・バーランダー投手が、トミー・ジョン手術を受けることがわかった。7月末に右腕を痛め、負傷者リストに入っていた。19日(日本時間20日)、公式サイト『MLB.com』が報じた。
バーランダーは37歳のベテランで、通算226勝、MVP1度、サイ・ヤング賞2度、オールスター出場8度の剛腕投手。昨季もチームの柱として21勝6敗、防御率2.58、奪三振300を記録した。今季は、昨季共に二枚看板を張ったゲリット・コール投手がニューヨーク・ヤンキースに移籍。サイン盗み問題に揺れるチーム、新型コロナウイルス感染症に揺れる米野球界を背景に、バーランダーは改めてエースとしての働きが期待されていた。
しかし、7月24日(同25日)の開幕戦でみせた6回2失点の好投の直後、前腕の痛みを訴えて負傷者リスト入り。2015年に1度入ったのみと、タフネスさが売りの右腕に異常事態が起きた。経過を観察していたが、ついにトミー・ジョン手術に踏み切ることを決断。万全の態勢で戻ってくることを優先したようだ。
この決断で、バーランダーの2020年シーズンは終了し、2021年もプレーできる可能性は非常に低くなりそうだ。2022年の復帰となる場合、バーランダーは40歳目前。引退も視野に入る年齢で、この手術から復帰し、もう一花咲かせることができるだろうか。剛腕が新たなチャレンジに足を踏み入れた。