平野佳寿、2失点もリード守り今季4セーブ目 マリナーズは熾烈なワイルドカード争いに残る
2020/09/24
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シアトル・マリナーズの平野佳寿投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのヒューストン・アストロズ戦に救援登板。1回2失点も、今季4セーブ目を挙げた。
マリナーズは初回、2番カイル・ルイス外野手、3番カイル・シーガー内野手の連続安打で一、二塁とすると、続く4番タイ・フランス内野手の適時二塁打で先制。アストロズの先発ザック・グリンキー投手から3連打で1点を奪った。
2回以降はマリナーズのニック・マーゲビチウス投手、アストロズのグリンキーと両先発が無失点の好投を見せ、緊迫した試合展開となった。
マリナーズは5回、2死一塁から3番シーガーの適時二塁打、4番フランスの適時打が飛び出し、貴重な2点を追加した。以降は両リリーフ陣が好投を見せ、試合は再び膠着状態に。3点リードの9回に平野がマウンドへ上がった。
先頭の5番カイル・タッカー外野手には四球を与えるも、後続を中飛、右飛に打ち取り2死。試合終了まであとアウト1つに迫ったが、8番アレドミス・ディアス内野手に二塁打を打たれ、二、三塁とされると、代打ジョシュ・レディック外野手に適時二塁打を許し、1点差に迫られた。続く1番ジョージ・スプリンガー外野手も安打で同点、逆転のピンチを背負った平野。しかし2番ホセ・アルトゥーベ内野手を空振り三振に仕留め、なんとか試合を締めくくった。
この日の平野は、1回を投げ、被安打3、与四死球1、奪三振1、失点2の成績で4セーブ目。防御率3.75となっている。
3-2で辛くも勝利を収めたマリナーズは、ワイルドカードでのポストシーズン進出に可能性を残した。