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黄金期の雰囲気漂うブレーブス 25年ぶり世界一の鍵はポストシーズン5戦4完封と抜群の安定感誇る投手陣

2020/10/14

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ポストシーズンで躍動する平均23.3歳の先発陣

 レギュラーシーズンでは35勝25敗、勝率.583でナ・リーグ東地区優勝を果たしたブレーブス。地区3連覇と黄金期の再来を予感させており、今季は25年ぶりの世界一を狙う。投打の成績では、OPSでリーグトップ、打率、本塁打数でリーグ2位と自慢の打撃陣が好成績を残した。一方で、投手陣は勝ちパターンが確立されていたリリーフに対し、開幕投手を務めたマイク・ソロカ投手が早期離脱した先発は、7勝を挙げたマックス・フリード投手がいたものの、規定投球回到達者はゼロと物足りなさが残り、防御率、WHIPともにリーグ中位程度の成績に終わった。
 
 しかし、ポストシーズンでは左腕のフリード、右腕のイアン・アンダーソン投手、カイル・ライト投手と平均23.3歳の先発3投手が存在感を放っている。
 
 まずは、レギュラーシーズン7勝無敗を誇った26歳のフリード。ワイルドカードシリーズのレッズ戦、ディビジョンシリーズのマーリンズ戦でともに初戦の先発を任された。延長13回の死闘となったレッズ戦では、7回無失点と相手先発のサイ・ヤング賞筆頭候補トレバー・バウアー投手に引けを取らない投球で、勝利に大きく貢献した。マーリンズ戦では、4回4失点と打ち込まれたが、上位進出に向けてフリードの存在は欠かせない。
 
 レッズ戦、マーリンズ戦の2戦目に抜擢されたのが、22歳のルーキー・アンダーソンだ。レギュラーシーズンでは6試合で3勝2敗、防御率1.95と大器の片鱗を見せた有望株は、首脳陣の期待に結果で応えた。ポストシーズン初登板となったレッズ戦では6回無失点、マーリンズ戦では5回2/3を無失点で2連勝。支配的な投球を見せている。
 
 そして、2勝0敗と王手をかけて迎えたマーリンズとの3戦目に先発したのが、こちらもポストシーズン初登板となった25歳のライト。レギュラーシーズンでは8試合で2勝4敗、防御率5.21と精彩を欠いたが、マーリンズ戦は6回無失点で勝利投手となり、チームはリーグチャンピオンシップシリーズ進出を決めた。
 
 上記の3投手は今後も先発起用が濃厚。引き続き勝利を呼び込む投球が期待されている。
 

マックス・フリード
レギュラーシーズン成績 
11試合(56回)7勝0敗、50奪三振、防御率2.25、WHIP1.09
ポストシーズン成績
2試合(11回)、0勝0敗、9奪三振、防御率3.27、WHIP1.09
 
イアン・アンダーソン
レギュラーシーズン成績
6試合(32回1/3)、3勝2敗、41奪三振、防御率1.95、WHIP1.08
ポストシーズン成績
2試合(11回2/3)、2勝、17奪三振、防御率0.00、WHIP0.69
 
カイル・ライト
レギュラーシーズン成績
8試合(38回)、2勝4敗、30奪三振、防御率5.21、WHIO1.55
ポストシーズン成績
1試合(6回)1勝、7奪三振、防御率0.00、WHIP0.83

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