今オフFAの田中将大、名門ヤンキースでの7年間 メジャー通算78勝、ルーキーイヤーから6年連続2桁勝利【編集部フォーカス】
2020/10/20
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田中将大投手が所属するニューヨーク・ヤンキースは、ディビジョンシリーズでタンパベイ・レイズに2勝3敗で敗れ、今季を終了。田中は7年契約を終え、今オフFAに。7年間で78勝を挙げた右腕の動向には大きな注目が集まっている。
田中は、駒大苫小牧高から2006年ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。1年目から11勝を挙げ新人王を受賞すると、2011年には最優秀防御率、最多勝、最優秀投手(現最高勝率)の投手三冠、沢村賞にも輝いた。驚異の記録を打ち出したのは、2013年シーズン。24勝0敗という前人未到の大記録を打ち立て、チームを悲願の日本一へと導いた。オフにはポスティングシステムを行使し、ニューヨーク・ヤンキースと7年契約を交わした。
ヤンキースでも主に先発投手として活躍。ここまでのメジャー通算成績は174試合(1054回1/3)を投げ、78勝46敗、991奪三振、防御率3.74、WHIP1.13となっている。
ポストシーズンに強く、今季は本来の投球ができなかったが、昨季までは通算防御率1.96と抜群の安定感を見せていた。
今回は、田中の7年間を振り返る。
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