レイズ、サヨナラ勝ちで2勝2敗のタイに 途中出場のフィリップスがサヨナラ安打の大仕事【MLBワールドシリーズ】
2020/10/25
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MLBは24日(日本時間25日)、ロサンゼルス・ドジャース対タンパベイ・レイズのワールドシリーズ第4戦(7回戦制)を開催。ドジャース2勝、レイズ1勝で迎えた同試合は、8-7でレイズがサヨナラ勝ちを収め、2勝2敗のタイに持ち込んだ。
一気に王手をかけたいドジャースは初回、3番ジャスティン・ターナー内野手がソロ本塁打を放ち、第3戦と同じ形で先制。3回には2番コーリー・シーガー内野手のソロ本塁打で追加点を挙げた。
4回以降は両チーム自慢のリリーフ陣に対し、ともに打線が火を吹き、目まぐるしい点の取り合いとなった。
反撃に転じたいレイズは4回裏、2番ランディ・アロザレーナ外野手がポストシーズン新記録の9本目となるソロ本塁打を放ち1点を返すと、5回はドジャースが4番マックス・マンシー内野手の適時打、レイズが7番ハンター・レンフロー外野手のソロ本塁打で1点ずつを奪った。
続く6回、ドジャースは9番エンリケ・ヘルナンデス内野手の適時二塁打で1得点。対するレイズは6回裏、1死一、二塁から5番ブランドン・ロウ内野手の起死回生となる逆転3ラン本塁打でこの試合初めてリードを奪った。
ドジャースは7回、2死満塁から7番A.J.ポロック外野手の2点適時打で再逆転。しかしレイズは7回裏に9番ケビン・キアマイアー外野手のソロ本塁打で同点に追いついた。
なおも8回、ドジャースは2死二塁から2番コーリー・シーガー内野手が詰まりながらも左翼に運び、三度勝ち越し。レイズは8回裏に2死一、二塁のチャンスを作るも、無得点に終わった。
もつれた試合は、劇的な幕切れとなった。1点差のまま迎えた9回、後がないレイズは、先頭の9番マイク・ズニーノ捕手のところで代打・筒香嘉智外野手を起用。ドジャースの守護神ケンリー・ジャンセン投手の前に空振り三振に倒れた。しかし続く9番キアマイアーが安打で出塁するなど2死一、二塁のチャンス。打席に入った途中出場のブレット・フィリップス外野手が中堅に運ぶと、守備の綻びもあり、一気に一塁走者のアロザレーナもホームに返り、サヨナラ勝ち。レイズが8-7で大激戦を制した。
この日の筒香は、1打数無安打の成績。ポストシーズンの打率.133となっている。