【MLB】打撃不振でも「第4の外野手」としてのマーリンズのイチロー獲得は正解
今季のイチローは、打撃こそ振るわないが随所にかつてのスターらしさを見せている。故障者続出の中で全試合の9割以上に出場しており、「第4の外野手」として彼を獲得したマーリンズの判断は正解だった。
2015/07/28
Getty Images
存在感を失わないイチロー
米ファンサイトの『サン・オブ・サム・ホーン』は、「MLBのベテラン選手の声明」という記事で40歳前後ながらいまだ存在感を失わないベテランを特集した。投手最年長のラトライ・ホーキンス(ロッキーズ、42歳)、今季古巣ツインズに戻ったかつてのゴールドグラブ常連の外野手トリ・ハンター(39歳)、今季も19本塁打のデビッド・オティーズ(レッドソックス、39歳)、1年間のブランクを感じさせない活躍を見せているアレックス・ロドリゲス(ヤンキース、39歳)、そして、イチローだ。
第4の外野手として迎え入れられた今季、同サイトはイチローのここまでをどう評価しているのだろうか。
今季、マーリンズはイチローと、その実績からすると極めて廉価な契約を結んだ。
A perennial All-Star, and the 2001 MVP and Rookie of the Year, Ichiro’s reputation precedes him. The Marlins signed him to a 1-year, $2M deal in the offseason, a relative bargain for a player who has proven time and again that he can play.
長期にわたるオールスターで、2001年のMVP兼新人王であるイチローの評判は十分に高い。マーリンズは昨年オフに彼と契約したが、その条件は実績が十分にあり、まだ現役でバリバリやれる選手としてはバーゲンともいえる1年200万ドルだった。