【MLB】2度にわたる大スランプのイチロー、3000安打へ猶予は残りわずか
7月、マーリンズ・イチローがスランプだ。今月の打率は2割を切る内容。チームはプレーオフ進出が絶望的。夏場以降は怪我人の復帰、マイナーの有望株の昇格が見込まれ、イチローの出場機会が限られてくる。
2015/07/29
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予想以上に出場機会に恵まれるも……
今年1月、第4の外野手として契約した段階では、ここまで打席に立つ機会に恵まれるとは、イチロー自身思っていなかっただろう。ケガ人の不在などが影響して、マーリンズはここまで41勝58敗の地区4位。開幕前にはプレーオフ進出候補に挙がる高い評価を得ていたが、そこは大きく裏切った。
一方で、イチローが安打を量産するためには、これ以上ない環境が続いたはずだ。4月には正左翼手のクリスチャン・イエリッチも腰痛により離脱した。開幕からたえず、イチローには打席に立つ機会が与えられてきた。
今季ここまで54安打で、メジャー通算では2898安打。もう一つの節目であるメジャー通算500盗塁にはあと「4」と迫っているが、より大きな節目となるメジャー通算3000安打には、まだ「102」安打足りない。
世間は7月31日のトレード期限が迫り、あれやこれやと真夏のストーブ報道の真っ盛り。1年契約のイチローは、従来のパフォーマンスさえ示せていれば候補に挙がりそうだが、現状では手を挙げるチームは皆無だろう。
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