メッツ・カノー、筋肉増強剤「スタノゾロール」使用で162試合の出場停止処分 18年以来2度目の薬物規定違反
2020/11/19
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ニューヨーク・メッツのロビンソン・カノー内野手が、筋肉増強剤「スタノゾロール」の使用で162試合の出場停止処分を受けたことが明らかになった。米公式サイト『MLB.com』が18日(日本時間19日)、報じている。
カノーは、マリナーズ時代の2018年にも、尿検査で禁止物質を隠すのによく使われる、利尿作用のある禁止薬物「フロセミド」の陽性反応で80試合の出場停止。薬物違反で処分を受けるのは今回で2度目となる。
カノーは2021年の年俸2400万ドル(約25億円)の全額が没収となるが、2022年から23年までの4800万ドルはまだ手にする権利を残している。うち約4000万ドルがメッツ、残りはマリナーズの負担となる。
今季、60試合制中の49試合出場で、打率.316、10本塁打、30打点の成績で、メッツの正二塁手として活躍していたカノー。通算打率.303、2624安打、334本塁打、1302打点を積み重ねたスターが、キャリア晩年で信用を失いつつある。