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【MLB】4失点で4敗目の田中将大も、7月の成績に「最低限の任務は果たした」

29日のレンジャーズ戦で、田中将大は制球に苦しみ6回4失点で4敗目を喫したが、それでも「試合は作った」と言える。5度の登板で4QSだった田中の7月は、それなりの評価に値するものだった。

2015/07/31

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投球内容に応じて評価が激変する米メディア

 これも宿命かもしれない。
 米スポーツメディアの田中将大への評価は登板ごとにその投球内容に応じて激変する。7月29日のレンジャーズ戦では、制球に苦しみ6回で103球も要し、今季ワーストタイの3四球を与え4失点。4敗目を喫した。厳しい論調の記事も目に付く中で、『ESPNニューヨーク』のランディ・ジェニングス記者は「それでも試合を作った」ことを評価している。

Strikeouts were down and walks were up for New York Yankees starter Masahiro Tanaka.
Even so, Tanaka gave the Yankees a respectable six innings, and on many nights, allowing four runs through six might be good enough. For sure, it would have been on Tuesday, when the Bombers rung up 21 runs.
ヤンキースの先発投手田中将大は、三振は少なく四球は多かった。それでも、田中はヤンキースのために最低限の任務と言える6回をこなした。多くの夜(試合)において、6回4失点は許容範囲となるケースもある。特にボマーズ(訳者注 ヤンキースの別称)が21点も挙げた火曜日のゲームなら。

 ジェニングスが述べているように、投手は味方打線の得点まではコントロールできない。前日の同カードのように、19安打21得点と爆発する時もあれば、この日のように2得点と鳴りをひそめるケースもある。ヤンキースは2対5で敗れ連勝は4でストップした。

 6点を献上した6月27日のアストロズ戦で以降では最多の4失点だった田中は、今季最少の3三振しか奪えず、最多タイの3四球を与えた。

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