総勢113人が移籍 トレードデッドラインを迎えたMLB、主役はブルージェイズ
現地時間31日をもってMLBはトレードデッドラインを迎えた。今季は例年以上に動きが活発化。ロッキーズのトゥロウィツキー、タイガースのプライスらを筆頭に37のトレードが締結。総勢113人の選手が新天地へと移籍することとなった。
2015/08/02
売り手から買い手に回ったチーム
昨年ワイルドカードからワールドシリーズまで勝ち上がりロイヤルブルー旋風を巻き起こしたカンザスシティ・ロイヤルズはレッズのエース、ジョニー・クエトとアスレチックスのスーパーユーティリティ、ベン・ゾブリストを獲得。悲願の世界一に向けて懸念愛領だったフロントスターターと二塁、外野に少ない代償で効果的な補強を施したと評価が高い。
2009年以来6年連続負け越しと近年振るわないニューヨーク・メッツ。デビット・ライトが故障で抜けた三塁にブレーブスからホアン・ウリーベとケリー・ジョンソン、薬物使用で出場停止のメヒアに代わるセットアッパーとしてタイラー・クリッパード(メヒア)といった穴埋めに加え、デッドライン直前にはタイガースの大砲ヨエニス・セスペデスも獲得するなど今季は積極的な動きを見せた。
メッツと共に6年連続勝ち越しなし、2011年から2014年に416敗を喫したアストロズも23日にここまで防御率2.38を記録していたアスレチックスの先発右腕スコット・キャズミアーを獲得しフラッグシップ・トレードの幕を開けると、30日には昨年20本30盗塁を達成したカルロス・ゴメス(外野手 ブリュワーズ)、先発投手のマイク・ファイヤーズも獲得。アリーグ移転後初の地区優勝へ弾みをつけた。