岩隈久志氏がマリナーズ特命コーチに就任 古巣に3年ぶり復帰、ディポートGM「楽しみにしている」
2021/01/13
Getty Images
米公式サイト『MLB.com』によると12日(日本時間13日)、シアトル・マリナーズが2020年限りで現役引退した岩隈久志氏の特命コーチ就任を発表した。
スプリングトレーニングからメジャー、マイナー問わず全階級の投手を指導し、レギュラーシーズン中には定期的にマイナー施設を訪問。コーチ業に加え、日本ではスカウト業にも携わる予定だという。
マリナーズのゼネラルマネージャー(GM)を務めるジェリー・ディポート氏は、「彼がチームに加わってくれるのを楽しみにしているよ」とコメントした。
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岩隈氏は、堀越高から1999年ドラフト5位で大阪近鉄バファローズに入団。2005年に球団合併後は東北楽天ゴールデンイーグルスでプレーし、エースとして創成期のチームを牽引した。
2011年オフには海外フリーエージェント(FA)権を行使し、マリナーズに移籍。メジャー2年目の2013年には、33試合(219回2/3)を投げ、14勝6敗、185奪三振、防御率2.66をマークするなどエース級の活躍を見せた。以降も2度の2桁勝利、2015年には無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成するなど活躍を続けたが、6試合登板に終わった2017年以降はけがに苦しみ、翌2018年シーズン限りで同球団を退団。2019年からは読売ジャイアンツで日本球界に復帰するも一軍登板は果たせず、2020年限りで現役を引退していた。