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【MLB】米メディア「典型的な先発2番手」 被弾の多い田中将大に求められる、エースの投球

首位を走るヤンキースの不安材料は、凡庸な先発陣と多くのメディアが指摘している。プレーオフで勝ち抜くためには、被弾が多く物足らない登板が続いている田中将大にエースの投球が求められる。

2015/08/06

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不安定な先発陣が懸念材料

 8月4日のレッドソックス戦に先発した田中は、今季8勝目を挙げたが2本の本塁打を浴びた。6回0/3で3失点とクオリティスタートも、奪三振は前回(7月29日のレンジャーズ戦)に続いて3個に留まっており、田中らしい圧倒的な投球からやや遠ざかっているのは否めない。『ESPN』のアンドリュー・マーチャンドは「典型的な先発2番手の投球だった」と、最低限の役割を果たしつつも物足りなさも感じさせる田中の投球を評した。

 地元紙『ニューヨーク・ポスト』のケビン・ダビドフは、ヤンキースは4日現在貯金が今季最多の15(60勝45敗)で首位を快走しているが、絶対的なエースを欠いているとして、そのことへの懸念を記している。

“Let’s just get to October. We’ll worry about that then,” Joe Girardi said, when asked whether a team with a mediocre starting rotation can thrive in the postseason.
「なんとか(プレーオフが行われる)10月まで辿りつくことだ、先発陣への不安はそれから考えるよ」。ジョー・ジラルディ監督はこの先発陣でポストシーズンを勝ち抜けることができるかと聞かれると、そう答えた。

 一方、フロントオフィスは先発投手陣をどう見ているのだろうか。

Asked Tuesday if he feels comfortable with his starting rotation, Yankees general manager Brian Cashman said: “If we’re healthy, yeah, we’re very comfortable. Our top two can match up with any team’s top two.”
自軍の先発陣に満足しているかと、火曜日に聞かれたブライアン・キャッシュマンGMはこう答えた。「体調に問題がなければね、2人のエース(田中とマイケル・ピネイダ)は本来どのチームのトップ2にも負けないはずだ」

 キャッシュマンのコメントは、2人とも体調への不安を抱えていることの裏返しだ。今季の防御率は3.84の田中には、ヒジの状態への懸念が付いて回っており、7月末にDL入りしたピネイダの復帰は9月にずれこむようだ。

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