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【MLB】米メディア「典型的な先発2番手」 被弾の多い田中将大に求められる、エースの投球

首位を走るヤンキースの不安材料は、凡庸な先発陣と多くのメディアが指摘している。プレーオフで勝ち抜くためには、被弾が多く物足らない登板が続いている田中将大にエースの投球が求められる。

2015/08/06

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田中に期待される故障前の圧倒的な投球

 他の先発陣も、それなりに問題がある。イバン・ノバはトミー・ジョン手術明けで無理はさせられない。またCC・サバシアも、衰えが著しい。5日(水)には超有望株のルイス・セベリーノが昇格し、ベールを脱ぐが、21歳の彼にはおそらく投球回制限を課せられるだろう。今季はマイナーで99回1/3を投げている。昨季は113回だったことを考慮すると、昇格後は45回あたりに今季の制限が設定されるだろうと、ダビドフは見ているようだ。
 唯一起用に制約がないのはネイサン・イオバルディだが、今季21度の先発で6回以上投げたのは8度のみと、全幅の信頼をおける存在ではまだない。

 ヤンキース先発投手の防御率は4.37。アリーグ12位と低調で、606投球回もオリオールズと並び11位タイでしかない。投球回がヤンキースより少なく、かつ勝ち越しているのは1チームだけとダビドフは指摘している。そしてその唯一のチームは、勝率リーグNo.1のロイヤルズだ。そのロイヤルズはウェーバーを経由しないトレード期限の先月末前に、昨年20勝のジョニー・クエイトをレッズから獲得している。しかし、ヤンキースにはそのような動きはなかった。

 田中に関しての良いニュースは、DL明け後の2カ月間、ヒジの状態の悪化を感じさせる兆候がないことくらいだ。そろそろ昨季の故障前のような圧倒的な投球で、ヤンキース先発陣への不安を払拭してもらいたいものだ。

出典:”Unorthodox formula the Yankees hope carries them to playoffs”@ New York Post by Ken Davidoff in Aug. 5th 2015

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