【MLB】打球直撃も25セーブ目の上原浩治 孤軍奮闘する守護神に指揮官「常に素晴らしい投手」
チームの低迷によりセーブ数は少ない上原浩治だが投球内容は抜群だ。直近18登板で失点を喫したのはわずかに1試合のみだ。そんな上原を監督も高く評価している。
2015/08/09
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先発陣崩壊で、上原の起用法に苦慮
特に防御率両リーグワースト3位と壊滅状態に陥った先発投手陣が序盤から試合を壊す展開が多く、上原の登板機会はなかなか訪れなかった。そんなチーム状況もあってジョン・ファレル監督は上原の登板機会の確保に苦労したという。
“There’s been time when we’ve gone three or four days where he hasn’t gotten into game,” said Farrell, “but you don’t like to go too much further than that. When we’ve been in games that are either tied or we’re down a run, that’s when we’ve used him, which is not a normal situation for a closer. But things have changed right now.
「3試合か4試合にわたって上原の登板機会がないときもあった。しかしあまり登板間隔が開いてしまうのは好ましくない。だから引き分けもしくはビハインド、クローザーを起用するシチュエーションじゃないところで上原を起用することもあった。今はそんなことはないけどね」とファレルは言う。
ここまで中3日以上開いた場面での登板は9試合、特に7月8日から29日の21日間にはわずか5試合しか投げる機会がなかった。またここまでの43試合中12試合はセーブ機会以外での登板となっている。こうした状況を考えれば、むしろリーグ5位のセーブ数をあげていること自体が驚異的といえる。
But since that point in time, there’s been an equal distribution of the fastball and the split. He’s been consistent, effective and the velocity got back to a normal level. The action on the split has been there.
「(春先には怪我の影響で調整が遅れスプリットを多投したためたびたび長打を浴びたこともあった)しかしそれ以降は速球とスプリットの配球割合に偏りはなくなっている。上原は首尾一貫して効果的だし、球速も普段のレベルまで回復してきた。スプリットもずっと素晴らしい」
“He’s been very good for us.”
「彼は我々にとってずっと素晴らしい投手であり続けている」
出典:Uehara remains sharp despite fewer save opportunities by Sean McAdam in CSNNE.com on Aug.6 2015