“リアル二刀流”大谷翔平、最速164キロ&マルチ安打 相手左腕も脱帽「投手でも打者でもエリート」
2021/03/22
Getty Images
「1番・投手」は2016年以来5年ぶり
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が21日(日本時間22日)、サンディエゴ・パドレスとのオープン戦に「1番・投手」で先発出場。投げてはMAX101.9マイル(約164キロ)の速球を軸に4回2安打1失点、打っては2打数2安打1四球の活躍だった。米公式サイト『MLB.com』が同日、報じている。
「投手」大谷は、オープン戦3試合目の登板。初回に1点を失ったものの、フェルナンド・タティスJr. 内野手から三振を奪うなど、順調な調整ぶりを披露。一方「打者」大谷は、サイ・ヤング賞左腕のブレイク・スネル投手から安打を放つなど、マルチ安打を記録。この日の2打数2安打で、打率は驚異の.636(22打数14安打)と絶好調で、OPSは1.836(出塁率.654+長打率1.182)となっている。
この日の活躍でより自信を深めた大谷は、“リアル二刀流”をシーズン中でもやりたい旨を語り、「自分自身で打って点を取れるなら、よりアグレッシブにマウンドでも攻めれるかなと思います」と投打の相乗効果を期待した。
また、この日投げ合ったスネルは、大谷の活躍ぶりを「異常」と評し、「100マイルを投げ、打撃もできる。(打球を)逆方向に打ち返すのが上手だね。彼は投打でどちらも素晴らしい能力を持っていて、それは極めて難しいことだ。投手でも打者でもエリートなのは非常に印象的だね」と、2打席で1安打1四球と“打ち勝った”大谷を称えた。
◇「1番・投手」大谷はいつ以来?
「1番・投手」での先発出場は、北海道日本ハムファイターズ時代の2016年7月3日、福岡ソフトバンクホークス戦以来で、同試合では投げては8回5安打無失点、打っては先頭打者本塁打を放ち2打数1安打1本塁打3四球(1敬遠)の活躍だった。