前田健太、初の開幕投手は5回途中2失点「少し気持ちがから回ってしまった」 ツインズは延長タイブレークで逆転サヨナラ負け
2021/04/02
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ミネソタ・ツインズの前田健太投手は1日(日本時間2日)、敵地で行われたミルウォーキー・ブリュワーズとの開幕戦に先発登板。4回1/3を2失点で降板となり、メジャー初の開幕投手を白星で飾ることはできなかった。
前田は初回、1番コルテン・ウォン内野手、2番ケストン・ヒウラ内野手から連続三振を奪うなど、三者凡退の立ち上がり。2回は先頭の4番アビサイル・ガルシア外野手、5番トラビス・ショウ内野手に連続安打を打たれ、一、二塁のピンチを招いたが、落ち着いて後続を3つのフライアウトに打ち取り、先制を許さない。
しかし、2点のリードをもらった3回、2本の安打と死球で2死満塁とされると、5番ショウに押し出し四球を献上。後続は抑えて最小失点に留めたが、再び2点差となった5回には、先頭の3番クリスチャン・イエリッチ外野手の安打、1死を奪い、5番ショウも打ち取ったが、一塁手のフィルダースチョイスで走者が得点圏へ。ここで指揮官ロッコ・バルデリ監督が継投を決断。前田の後を受けた2番手タイラー・ダフィー投手は、7番オマー・ナルバエス捕手に適時打を許した。
この日の前田は、4回1/3(88球)を投げ、被安打6、与四死球2、奪三振5、失点2(自責点1)の成績。防御率2.08となっている。
前田は試合後、自身のTwitterを更新。「OPENING DAY. 開幕戦 5回途中自責1 初の開幕投手。少し気持ちがから回ってしまった感じでした。
なんとか粘りながらでしたが球数が多くなりすぎてしまいました。反省点も修正しないといけないところもありますが開幕投手を出来たことが収穫。次に向けてまた調整しますご声援ありがとうございました」と心境を綴った。
ツインズは、3回に5番マックス・ケプラー外野手の2点適時打で先制。4回に1番ルイス・アライズ内野手の適時打、1点差の7回には、6番バイロン・バクストン外野手が2ラン本塁打を放つなど、終盤まで主導権を握っていた。しかし、9回にクローザーのアレックス・コロメ投手が3失点を喫し、試合はタイブレーク制(無死二塁から開始)が適用される延長戦へ。ツインズの10回表の攻撃は、三者三振で無得点。その裏を抑えられず、5-6の逆転サヨナラ負けで試合を落とした。