二刀流出場のエンゼルス・大谷翔平、走者と交錯し負傷交代も「問題ありません」
2021/04/06
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、シカゴ・ホワイトソックス戦で「2番・投手」として先発出場。“リアル二刀流”での今季初登板となったが、打者として先制のソロ本塁打を放つ活躍を見せ、投手としては4回2/3を3失点(自責点1)の結果となった。この試合で走者と交錯する場面があったが、大谷は軽傷であることを強調した。米紙『サンバーナーディーノ・サン』が報じている。
打者・大谷は初回1死の第1打席でホワイトソックスのディラン・シーズ投手と対峙すると、その初球の97マイル(約156キロ)直球を豪快に振り抜き右中間スタンドに吸い込まれる先制のソロ本塁打を放った。投げては最速101マイル(約163キロ)の剛速球と切れ味鋭いスプリットなども冴え渡り、4回までホワイトソックス打線を無失点に抑えた。だが、5回に守備のミスなども重なり、3失点。ホワイトソックスの走者と交錯するアクシデントもあり、この回途中で降板となった。
苦悶の表情を見せていたため怪我が心配されたが、大谷は試合後の会見で「問題ありません。衝突したときの衝撃は大きかった。すぐに起き上がれませんでしたが、時間がたてば、そこまででもないかなと思っています」と語り、軽傷であることを強調した。