レンジャーズ・有原航平は“職人” 敵将のエンゼルス指揮官が称賛「彼はスピードを変化させるのが上手い」
2021/04/21
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テキサス・レンジャーズの有原航平投手は19日(日本時間20日)、敵地ロサンゼルス・エンゼルス戦で先発登板。日本ハムでチームメイトだった大谷翔平投手やMVP3度受賞のマイク・トラウト外野手を無安打に封じ、今季2勝目を挙げた。有原の好投をエンゼルスのジョー・マドン監督が称賛している。米紙『サンバーナーディーノ・サン』が報じた。
初回、有原は先頭の1番デビッド・フレッチャー内野手に安打を許した後、無死一塁の場面で大谷との対戦を迎えた。4球目、88.6マイル(約143キロ)のカッターで大谷を一併殺に打ち取り、続くトラウトを空振り三振。初回を無失点で終える。
2回は四球で走者を出したが、またしても併殺を打たせて3人で終えると、3回は2つの三振を奪って三者凡退。4回には大谷と2度目の対戦を迎えた。外角のチェンジアップを弾き返され、中堅後方への大飛球となったが、中堅手アドリス・ガルシア外野手がジャンピングキャッチ。味方の好捕に救われると、トラウトからも2打席連続三振を奪い、5回2/3を6奪三振無失点の成績でマウンドを降りた。
マドン監督は有原について「彼はスピードを変化させるのが上手い。確実に自分がしていることを理解している。彼は職人だ。様々な球種を持っている。間違いなく、今夜は彼にアドバンテージがあった」と、敵将ながら有原を高評価している。