大谷翔平、9回に値千金の逆転2ラン! メジャートップタイの第12号本塁打は「大きな意味があった」
2021/05/17
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は16日(日本時間17日)、敵地でのボストン・レッドソックス戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場。9回の第5打席に起死回生の逆転本塁打を放ち、チームを勝利に導いた。
完璧にとらえたライト線への大きな打球が、そのまま右翼ポールを巻いた。
大谷の第5打席は、1点ビハインドの9回2死一塁。絶体絶命の場面で巡ってきた。対するはレッドソックスの守護神マット・バーンズ投手。その初球、96.7マイル(約156キロ)のフォーシームに快音を残した。ライト線へ上がった打球はそのまま右翼ポールを巻き、試合をひっくり返す逆転2ラン。メジャートップタイに並ぶ第12号は、連敗中のチームにとっても大きな一撃となった。
第3打席までは、相手先発ネイサン・イオバルディ投手の前に、二ゴロ、空三振、三失。7回2死の第4打席では、左腕ジョシュ・テイラー投手と対戦し、右直となった。
この日の大谷は、5打数1安打2打点1本塁打の成績。打率.262、OPS.901(出塁率.304+長打率.597)となっている。
米公式サイト『MLB.com』によると、大谷は試合後の取材に応じ、9回の本塁打について、「チームは連敗を喫していた。レッドソックスとの最初の2試合は負け方もよくなかったので、大きな意味があった。」と語った。
エンゼルスは、2回に5番ジャレッド・ウォルシュ内野手らの4本の適時打で4点を先制。中盤に5点を奪われて勝ち越されたが、9回に大谷の逆転本塁打が飛び出し、6-5で勝利。連敗を4でストップした。